タチツボスミレとギフチョウ

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広葉樹林(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
木々の芽吹きが美しい広葉樹林を、ギフチョウに会いに今年も歩きました。

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広葉樹林(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
林内ではピンクの花があちらこちらに。

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コバノミツバツツジ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
見上げると陽光に透かされた花弁が美しいです。

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コバノミツバツツジ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
ちょうどミツバツツジが花の季節を迎えていました。

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カタクリ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM クリックすると大きめの絵になります
林床にはカタクリの花が満開でした。

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カタクリ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM クリックすると大きめの絵になります
花色が違う2輪が仲良くツーショット。

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カタクリ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM クリックすると大きめの絵になります
ピンク色の優しい色合い。

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カタクリ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
静かな森の中に凛と咲く姿に、毎年魅了されてしまいます。

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ギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
カタクリの花を撮影している時はギフチョウが一度横切っただけで、今年は写真に撮るのは厳しいかもしれないと感じていました。
日当たりの良いギャップに出たところで、数頭の雄が飛び交っているのにようやく出会えました。
雄の翅はだいぶくたびれていました。今年は季節の移ろいが早いので、ギフチョウの発生も早かったのでしょう。

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タチツボスミレ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
しばらく観察していると、ギフチョウたちは2、3頭で追いかけ合ったり地面に降り立ったりしながら、
定期的にスミレの花に蜜を吸いに飛んでくることに気がつきました。
うまくピントを合わせられぬまま、飛び去るギフチョウを見送ること数回…
今日はこの場所と決めて座り込んで待っていると、予想だにしなかった場面に遭遇することに。

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ギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
しばらくして、またギフチョウがスミレの方へ飛んで来そうだったので、
スミレの花をカメラのファインダーで見ながら、シャッターを押すタイミングを待っていたのです。
ところがギフチョウは花の寸前で落ちるように下草にとまりました。
何が起こったのか分からなくて、ギフチョウのとまったあたりを覗くと確かにいました。

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交尾するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
よく見ると2頭います。交尾が始まっていたのです。
陽だまりで飛び交っている時にも、通りがかった雌を雄がはたき落そうとするような場面を一度目撃していたので、
もしかしたら、訪花しようとした雌が花へとまろうとする寸前に、
見つけた雄が絡んで落下させて交尾に持ち込んだのかもしれません。

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交尾するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
上が雌で下が雄です。
雄は相当翅がくたびれていますが、子孫を残すためにこのチャンスを求めて飛び回っていたのでしょう。

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交尾するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
雄の姿が見える角度を探して、草のすき間から覗いてみました。
雄は後翅がだいぶ痛んでいます。
雄が雌と巡り会って無事に命のバトンを繋いでいくのは、本当に至難の業なのだと思います。

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交尾するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
5分ほど時間がたったときでしょうか。
雌が翅を動かし笹の葉へ上り始めました。

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交尾するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, SIGMA17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO クリックすると大きめの絵になります
この写真の直後、2頭で交尾したまま飛びあがってゆきました。
木立の奥へと飛び去って行くのを、ただ茫然と見送りました。

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タチツボスミレで吸蜜するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
この後も、数回ギフチョウがスミレの花にやって来て、何とか吸蜜の場面を写真に収めることができました。

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タチツボスミレで吸蜜するギフチョウ(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
いつかは見てみたい。
ずっと思い描いていた場面。
大好きなスミレの花とギフチョウの巡り合わせ。
ギフチョウはスミレの花でエネルギーを補充し、短い春を謳歌するように飛んでゆく。
スミレの花はギフチョウを呼び寄せて受粉し、種子をつくって子孫を残してゆく。

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山桜(2018.4月, EOS 7D, EF300mm F4L IS USM クリックすると大きめの絵になります
ふと見上げると、ギフチョウが飛び回る陽だまりの向こうには、満開の山桜が咲いていました。


ギフチョウたちが懸命に命を繋いでゆく場面に遭遇できたことは、幸運としか言いようがありません。
この森でギフチョウたちが、これからもずっと飛び回ってくれることを願っています。
そして、来年以降もギフチョウたちを見に、この森を訪れたいと思っています。


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Commented by ビリア at 2018-05-04 13:02 x
生きているものの呼吸が聞こえてくるような。
今の時期、山野を散策、気持ちも良いでしょうね。
自然に溶け込んでいる感じが伝わってきます。
Commented by hannsinn24 at 2018-05-04 21:05
こんばんは(^o^)
タチツボスミレで吸蜜するギフチョウの素晴らしい写真撮れてますね
何時も自然の風景や山野草楽しみに拝見させて頂いてます。
カタクリ草可憐なお花ですね
コメント有り難うございました。
Commented by Sippo5655 at 2018-05-04 22:06
なんだか、しっとりと
じ~んと、きちゃいました
大好きなスミレと、ギフチョウと。
命紡ぐ神聖なひとときと。
見送るその視線を、共有したような。。。
ピカピカのギフチョウだったら
ここまで沁みなかったかもしれないです。
Commented by asitano_kaze at 2018-05-05 17:56
ここはすばらしい所ですねぇ。
こんなふうに咲いているカタクリ、まことにすばらしいです。
そしてギフチョウ、見事です。
すてきな模様、そして美しい色合いですね。
交尾も撮れたのですね。よかったですね。おめでとうございます。
スミレとの組み合わせ、どこまでもお洒落な蝶ですね。
Commented by chantake123 at 2018-05-14 05:27
ビリアさん、
スミレの花の前で、のんびりとギフチョウがやってくるのを待つのも楽しい時間でした。
あっという間に季節は初夏、虫もお花も春から夏のメンバーへと移っていきますね。
コメントありがとうございます!
Commented by chantake123 at 2018-05-14 05:39
hannsinn24さん、
今年は季節の巡りが早くて、ギフチョウやカタクリを見に行くには一週間遅かったと思うのですが、
その分、ギフチョウの交尾やスミレの花での吸蜜、今まで見ていなかった種類の花が見れたりと収穫の多い一日となりました。
コメントありがとうございます!
Commented by chantake123 at 2018-05-14 05:52
Sippo5655さん、
この自然界で無事卵から成虫にまで成長できるのはわずかな確率だと思うんです。そして、
翅の痛むまで飛び回ったオスがメスに巡り会えたこの確率というのは、本当に奇跡的な確率なのかもしれません。
ギフチョウたちに「よく出会ったね。よかったね。」と声をかけてあげたい気持ちで撮影しました。
コメントありがとうございます!
Commented by chantake123 at 2018-05-14 06:07
asitano_kaze さん、
今年は季節のめぐりが早く、カタクリも旬を過ぎていて、カタクリの花へやってくるシーンは見られませんでした。
いつもと違う場所で観察したからこそ、スミレの花での吸蜜や交尾を観察できたのかもしれません。
こちらではギフチョウやカタクリが観察できる環境は限られているので、大切に見守っていけたらと思っています。
コメントありあとうございます!
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by chantake123 | 2018-05-04 03:34 | Comments(8)