南アルプス 仙丈ヶ岳 その5
2013年 08月 31日
山頂からは、藪沢カールの中に建つ仙丈小屋に立ち寄りました。
ここで水分補給をして生き返りました♪
小屋の上には雪渓が残っていて、小屋を少し下りた所には水場がありました。
さわると水の冷たいこと!傍にはシャクナゲやイワカガミが咲き残っていました。
雲がだいぶ出てきて、場合によっては天候の悪化も考えられたので、藪沢ルートを下って馬ノ背ヒュッテへ急ぎました。
下り始めてしばらくすると、足元にひっそりとクロユリが咲いていたのです。
辺りを見ると他にも数輪咲いていて♪ しばし時間ととっていただいて、撮影させてもらいました。
花びらが何ともいえない深い色合いでした。
お花や谷をはさんで見える小仙丈尾根の景色を見ながら半時間ほど下ると、馬ノ背ヒュッテの手前には、
貴重な高山植物をニホンジカの食害から守るための防護柵が設置されていました。
この辺りでは、ちらほらとではありますが、いろんなお花が咲いていました。
数輪咲き残っていた残り花は、初めて出会うハクサンチドリの花でした。
翌日、草陰に咲いているものを見つけたので撮り直しました。
見られるのではないかと期待していましたが、黄色いスミレを見るのは数年ぶりでした。
仙丈小屋から下りてくるときには撮影はできなかったものの、生き生きと群生する姿も見られて忘れがたい景色でした。
紫のフウロに出会うのは初めて♪
山梨県の「郡内地方」に咲くのでグンナイフウロなのですね。
柵のなかには濃い色の花もありました。
ミヤマキンポウゲもちらほら♪ 道沿いに可愛らしく咲いています。
ミヤマキンポウゲに混じって咲く大き目のお花はシナノキンバイでしょうか。
馬ノ背の中腹、ダケカンバの樹林帯のなかに馬ノ背ヒュッテはありました。
夕食で出てきたカレーが美味しかったです。おかわりさせていただきました。
今回の登山で想い至った考えがあります。漠然とは以前から感じていたことですが、
それは、地球温暖化と高標高地でのシカの増加との関係です。
私の住む奈良県にある大台ヶ原では、1980年代にはすでに、シカの食害と植生の変化が問題となっていました。
それが今では、高山植物の咲くような中部地方の山岳地帯でもシカの食害が問題化してきています。
シカの高山への進出を妨げてきた冬の厳しさが地球温暖化によって緩和されていくことにより、
高山でのシカの食害と植生の変化、そして生態系への影響が本当に心配だなあと実感しました。
山は花園ですね。・・鹿の食害・・困ったものですね
黒百合の花・・このような花ですか・・初見です
千畳敷カールとかで見たことがありますが
季節がよいのかとてもきれい。
白山チドリもいいな。
タカネグンナイフウロは初めてです。
伊吹山で郡内風炉は出会いましたが。
歩いて登れないところを
散歩させていただきました。
コメント有難うございました。
南アルプス 仙丈ヶ岳 1~5まで拝見させて頂きました。
私は、登山は無理です。お蔭さまで綺麗な風景見させてもらってます。
可愛いお花、山野草沢山良いですね 沢山の画像有難うございました。
タカネグンナイフウロ、、可憐で良いです。
今後も写真の充実を心がけますので、よろしくお願いいたします。
クロユリを間近で観察するのは初めてでしたので感激でした。
ハクサンチドリやタカネグンナイフウロも初見でした。
伊吹山でグンナイフウロが見られるのですね!
コメントありがとうございます!
タカネグンナイフウロは今回の登山で見れた花のなかでも
最も印象深いものの一つでした。柵の中の花は遠くから
何とか望遠レンズで撮りました。登山しながら片手間で撮った
拙い写真が多いのですが、楽しんでいただければ幸いです。
コメントありがとうございます!