夏の思い出 ~alpine butterfly ミヤマモンキチョウ~
2011年 09月 24日
アルプスの稜線(2011.8月 長野県)
この夏はハイマツの覆うアルプスの稜線でうれしい出会いがありました。
ミヤマモンキチョウ(2011.8月 長野県 トリミング)
ミヤマアキノキリンソウに飛んできたのはミヤマモンキチョウ。
白色なのでメスです。日本では本州中部地方の2000メートル以上の高山地に棲んでいます。
ミヤマモンキチョウ(2011.8月 長野県 トリミング)
黄色いオスも飛んでいましたが、点々と咲いているお花を次から次へと移動するので、
こんな証拠写真のみです。この時だけは草むらの中で安心したのか、ゆっくり蜜をすっていきました。
ミヤマモンキチョウ(2011.8月 長野県 トリミング)
しばらく観察していると、メスは花を訪れるだけではなくて、
登山道脇に生えているクロマメノキのところへ飛んできます。
ミヤマモンキチョウ(2011.8月 長野県 トリミング)
クロマメノキは幼虫の食草です。
メスはクロマメノキにとまっては、何度も産卵していました。
エゾゼミ(2011.8月 長野県)
ミヤマモンキチョウを見ている時に、翅をばたつかせて飛んできてクロマメノキの上へ着地しました。
初めてゆっくりと見るエゾゼミでした。奈良でも標高の高いところでギーーと鳴いていますが、
こんな標高の高いところにまで棲んでいるとは驚きでした。
エルタテハ(2011.8月 長野県)
母の帽子にやってきたのはエルタテハ。後ろの翅の裏に白いLの字が見えるでしょうか!
稜線までやっと登ってきたときに、私たちを迎えてくれました。
ニッコウキスゲ(2011.8月 長野県)
この頃は、斜面にたくさんのニッコウキスゲが見事な花を咲かせていました。
このアルプスの稜線も来月に入ると、紅葉の季節でしょうか。
ミヤマモンキチョウはクロマメノキで幼虫の状態で冬を越すそうです。
厳しい冬を乗り越えて、来年もこの稜線を飛び回ってほしいと思います。
虫たちも 残る時間を懸命に生きていますね。
自然の美しさに憧れますね。
コメントありがとうございます。
もう花は菊に。移ろう季節に身体が追いつきません。
食草はクロマメノキ
平地とは全く違う世界で
高山ならではの暮らしがあるのでしょうね・・・。
このセミさん、綺麗!!
エルタテハ、お母様の帽子に!?
これまた素敵な記念写真となりましたね!
高山蝶が高山の短い夏を謳歌しているように感じました。
蝶も花もセミも美しかったです。
アルプスも間もなく紅葉の季節。
いつか紅葉も見に行きたいものです。
コメントありがとうございます!
念願かなって初めてみたミヤマモンキチョウは、
吸蜜、産卵に活発に活動していました。
エルタテハはあいさつにやってきてくれたかのように、
稜線についたちょうどそのとき、帽子にとまりました。
エゾゼミも綺麗な模様で、偶然バタバタと飛んできてくれて、
いくつもの出会いに恵まれた一日でした♪
コメントありがとうございます!
子供の頃から図鑑でみて、いつか自分の目で見てみたい
と思っていましたので、高山蝶に出会えたことは感激でした。
この日は標高差1000m以上を往復しましたから、
母がゆっくりとペースを守って歩ききったのは、
すごいなあと思いました。
私は、下りで足先が痛くなって、ほんとに疲れました(笑)
コメントありがとうございます!