里山の水辺にて
2018年 05月 13日
新緑の美しい季節に里山を訪れました。
池をのぞくとさっそく出迎えてくれました。
4枚の翅の中ほどに4つの斑点。ヨツボシトンボです。
池の上をパトロールして飛んでいるのですが、なかなか自分の腕では撮影できません。
なので、枝などにとまった時をねらって撮影しました。
久しぶりにマクロレンズを使ったからか、ピント合わせに失敗。うーん残念。
私の拙い腕をカバーするかのように、
フレンドリーなこの子は、いろんな向きにとまってくれました。
時折カサカサという音が聞こえると、それはパトロールしていたオスがメスを捕まえる音で、
空中で10秒ほどの短い時間で交尾が行われました。
交尾が解かれると、その場でメスは産卵を始めました。
この池は池の周囲が浅瀬になっていて、そのような場所を好んで産卵していました。
ホバリングしながら何度も産卵を繰り返すメス。
生き生きと飛び交うヨツボシトンボたちを観察できました。
なかなか出会うことの少ないトンボなので、
これからもずっと、この池で子孫を繋いでいってほしいなあと願っています。
ヨツボシトンボたちに押し出されてなのか、
シオヤトンボは池の横の道の上で、ひっそりと日向ぼっこでした。
サナエトンボの仲間も数匹見かけました。
小形のサナエトンボは自分には種類の判別が難しいのですが、
この写真の個体はオグマサナエかなあと思います。
ちょこんと可愛らしくとまっていたのはクロイトトンボ。
イトトンボで多かったのはホソミイトトンボで、
連結しながら産卵する様子を観察できました。
この池は亀さんたちにとっても棲みやすい池なようで、
クサガメさんはゆったりと移動してゆきました。
草にかくれているので判別しづらいですが、
もしかしたら、ひさしぶりにイシガメさんにも出会えたのかなあと思っています。
池の周囲にはさまざまなお花も咲いていました。
ちょうど藤の花がたくさん咲いていました。
花の種類は春から夏のメンバーへと変わっていきつつあるようでした。
トンボの観察を終えて戻る帰り道は、ハンミョウさんが前を先導してくれました。
翅の模様からニワハンミョウでしょうか。元気いっぱいでした。
田んぼに沿って咲くお花たちを見ながら、帰路につきました。
トンボ・・・恋のシーズン・・盛んに飛び回っていたのでしょうね。
しかもホバリングしながら。
イトトンボなど、子供の頃に追いかけた思い出がよみがえります。
楽しい記事をありがとうございました。
素晴らしい日本の自然記録ですね。
なるほど、4つの斑点が見えますね。
産卵光景、見事に捉えましたね。
クロイトトンボはこちらでもよくみかけます。
ホソミオツネントンボ、越冬中の姿は何度か見つけたことがあります。
しかし、夏の華麗な姿はお目にかかっていないです。
ニワハンミョウ、表情がよく撮れてますね。
トンボも種類によって交尾や産卵の様子が少しずつちがうのだと思います。
シオカラトンボなどは、地面におりてゆっくりと交尾しているのを見たことがあります。
生き物との出会いも一期一会なので、大切に見ていければと思っています。
コメントありがとうございます!
ヨツボシトンボはこちらでもあまり出会えない種類なので、観察できる貴重な機会となりました。
ホソミイトトンボはホソミオツネントンボと同様、成虫で越冬する種類です。こちらの地域では以前に比べて
見る機会が増えてきている種類です。最近、逆にホソミオツネントンボの方をあまり観察していないので、
また観察したいなあと思います。
コメントありがとうございます!
いつも拙ブログにアクセスして頂いて、ありがとうございます。
季節の進み具合は、一向に衰えませんね。
ドラえもんの「どこでもドアー」がほしいくらいです。
カラスアゲハなどの黒系アゲハは、吸水ポイントが一番被写体として捕らえ易いですね。
週末の天候が気になりますが、自然には逆らえませんね。
今年はギフチョウやヒメギフチョウも早かったのでしょうね!
信州遠征のお写真を楽しく拝見しています。
カラスアゲハの吸水にも久しく出会っていません。
黒系アゲハの撮影も自分はまだまだです(笑)
コメントありがとうございます!