春浅き大峰
2016年 05月 15日
久しぶりに大峰山系に登りました。
ミツバツツジが渓谷に彩りを添えていました。
シャクナゲの花は最初の一輪が咲き始めたところでした。
登りだしたあたりは丁度木々が芽吹き始めたところ。
登っている時はブナだと思って見ていましたが、何の木でしょうか。
登山道の脇では、所々に芽生えが顔を出していました。
ブナのどんぐりが落ちていたので、うれしくて拾い上げてみました。
稜線をしばらく進むと、そこは針葉樹の森。
大木の足元ではあちこちに若木が育っていました。
まつかさが落ちていたので、若い枝の上に乗せてみました。
登山道沿いで苔が美しかったです。
あちらこちらで倒れている倒木の上を苔が覆っているのです。
倒木どころか生きた木の根元も苔で覆われていますね。
たくさんの胞子嚢を出した緑の苔。
黄色の苔もありました。苔の間から、針葉樹の若葉が。
倒木の上では様々な種類の苔や草木が育っていくのですね。
渦巻状のシダの新芽「コルー」ですね。
稜線上にはバイケイソウの若葉がたくさん。
まだ木々がほとんど芽吹いていない稜線上ではバイケイソウの若葉が本当に目立ちます。
バイケイソウの葉にてんとう虫を見つけました。
足元にバイケイソウを見ながら一歩一歩標高を上げていきました。
木道がでてきたので、この日の目的地まであと少し。
重くなってきた足を一歩一歩。何だか空が近くなったような。
十数年ぶりの弥山小屋は思ったより遠く感じたような。体力落ちたかな(笑)
木のベンチに腰を下ろして、おにぎりやポテトチップスを食べると元気が出てきました。
標高1895m。奈良県で二番目に高い山ですね。
このふくろうさんに出会うのも十数年ぶり。
お隣の山は近畿最高峰。標高1915mの八経ヶ岳です。
十数年前は八経ヶ岳まで登ったのですが。でも久しぶりに見られて嬉しかったです。
この日見られたお花。
ミツバツツジは詳しい種類までは分かりませんでしたが色鮮やかでした。
シャクナゲは一輪咲き始めていて良かった♪
葉の裏に毛が多いのでツクシシャクナゲかもしれません。
ヒメイチゲの花に初めて出会うことができました。
3月に見たユキワリイチゲと比べると小さな小さなお花でした。
ワチガイソウはヒメイチゲよりも更にひと回り小さなお花でした。
コミヤマカタバミは白い花びらにピンクのすじが入っていました。
黄色いお花はコガネネコノメソウでしょうか。
この日に出会った菫は2種類。
1種類目はトウカイスミレ。
花びらが真っ白ではなくて、ほんのりピンクがかっています。
稜線沿いにちらほらと咲いていました。
2種類目はシコクスミレ。
こちらは真っ白なお花をたくさん咲かせていました。
少し疲れましたが(笑)、大峰に訪れた春を感じることができました。
素晴らしいですね。
大峰山は、修行の山と記憶しています。
すれ違う人々の独特の挨拶があるとか。
違っていましたら、すみません。
植物、たくさん出会えたのですね。
スミレも山では今が見頃なのでしょうか。
昨年大台ヶ原から眺めて、大峰山系は体力的に厳しいなと実感したものです。
今回の写真を拝見していて、大台で見かけた植物がシャクナゲだったということが分かりました。
変わった葉っぱだなーと気になっていたのです。
若い緑に満ちた空気は、さぞ美味しいでしょうね。
スミレにも、本当に色んな種類があるんだこと。
どれも、スミレ独特の首のもたげ方が可愛いですね。
今回、大峯奥駈道(「修験道の開祖」役の行者(えんのぎょうじゃ)によってひらかれた1300年の伝統をもつ山岳信仰の聖なる道)も歩きました。今回は出会いませんでしたが、修行の方に出会うこともありますよ。
スミレも平地ではニョイスミレぐらいとなり、山や高山に咲く種類に見頃が移っていきますね。
コメントありがとうございます!
十数年前に比べて弥山が遠く感じたのは歳のせいでしょうか(笑)
ffly2072さんが登られた釈迦が岳にも7年前に登りましたが、今度登ろうとすると遠く感じるのかもしれませんね。
大台や大峰は今がちょうどシャクナゲの季節だと思います。
奥さんにツツジの仲間だと教えると、こんな葉っぱなのにと驚いていました。
コメントありがとうございます!
5月の大和路は室生寺も吉野の山々でも新緑の緑が美しいです。
菫の花は毎年十種類ほど見ることができます。
種類ごとに咲く季節が少しずつ違うので、順番に可愛らしい花に挨拶しています。
コメントありがとうございます!