ゼフィルスの棲む森
2012年 08月 09日
オオミドリシジミ(2012.7.31)
昨年に引き続き、今年もゼフィルス(Zephyrus=”そよ風の精”)の棲む森を訪れました。
朝日の清々しいミズナラやブナの森では、今年も元気に飛び回る姿を見せてくれました。
オオミドリシジミ(2012.7.31)
時期的に翅はくたびれていますが、それでも翅を金緑色に光り輝せてくれました。
オオミドリシジミ(2012.7.31 トリミング)
観察していた場所では、少なくとも3匹の雄がテリトリーを張っていました。
このときは、上の雄のテリトリーに下の雄が近づいてきました。
オオミドリシジミ(2012.7.31) クリックすると大きめの絵になります
一方が侵入してきたら、もう一方はスクランブル発進!
テリトリー飛翔をして、お互いにくるくると追い掛け回す様子が何度も見られました。
運よくピントが合った写真を見てみると、飛びながらお互い見つめあって、
しっかり縄張りを主張しているように感じました。
エゾハルゼミ(2012.7.31)
エゾハルゼミの鳴き声がたくさん聞こえるなあと思っていたら一匹出てきてくれて、
近くの案内板にとまって鳴き声を聞かせてくれました。
オオミドリシジミ(2012.7.31)
このように翅がくたびれていて、種類の判別が困難でした。
たまたまこの場所に、蝶に詳しい方が来られて、一匹を一度ネットに入れて種類を見てもらいました。
長い尾状突起から「ジョウザンミドリシジミではないか」ということでした。
ただ、「日本チョウ類保全協会編 フィールドガイド 日本のチョウ」や「栗田貞多男 ゼフィルスの森」
を見てみると分布域に入っていないのです。個人的にはオオミドリシジミかなあと思ったりもするのですが、
複数の種類が飛び交っていた可能性もあります。
蝶に詳しい方が、翅のきれいな時期に訪れて1匹でも標本にして、正確に種類を判別したほうが良いと教えてくださりました。
やはり科学的に正確な記録を残していくことの大切さ。そして、これからの子供たちが実際に生き物たちにふれて、
生き物たちの美しさや命の鼓動を感じるためには、捕まえて触ってみるという活動も大切なのだと教えてくださったように思います。
その方から、蝶を観察しながら短い時間でしたがさまざまな興味深い話を聞かせていただいて、本当に自分にとって大きな一日となりました。
家に帰ってから、やはりミドリシジミの種類についてもその方に教えていただきたいことが出てきて、
なぜ勇気をもって連絡先など聞けなかったんだろうと後悔(笑) 出会いを大切にしないといけないと改めて感じました。
ゼフィルスの躍動感あふれる姿を見られて、そして、蝶に詳しい方に話を聞かせていただいて本当に感謝です。
来年以降、ぜひゼフィルスの発生時期に合わせてこの地を訪れて、正確な種類を判別するとともに美しい姿を写真に表現したいと思いました。
(2012.8.21 追記)
この種類はオオミドリシジミであろうという助言をいただきました。ありがとうございました。
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sidu-haha at 2012-08-09 17:11
こんにちは~(*^_^*)
きれいな蝶ですねえ~~
どんぐりの木ですね。
蜜が甘いのでしょうねえ~
それにしても、ここは、日本ですか~
森の名前が~~)^o^(
きれいな蝶ですねえ~~
どんぐりの木ですね。
蜜が甘いのでしょうねえ~
それにしても、ここは、日本ですか~
森の名前が~~)^o^(
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at 2012-08-09 21:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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chantake123 at 2012-08-10 06:30
sidu-hahaさん、
説明不足ですみません(笑) ここはもちろん日本。
ゼフィルスとはミドリシジミの仲間を指します。
どんぐりの木は幼虫の食樹になります。
メスはこれらの木の枝に産卵すると思います。
コメントありがとうございます!
説明不足ですみません(笑) ここはもちろん日本。
ゼフィルスとはミドリシジミの仲間を指します。
どんぐりの木は幼虫の食樹になります。
メスはこれらの木の枝に産卵すると思います。
コメントありがとうございます!
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chantake123 at 2012-08-10 06:34
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at 2012-08-11 18:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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chantake123 at 2012-08-16 04:56
by chantake123
| 2012-08-09 08:15
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Comments(6)